2009 Fiscal Year Annual Research Report
世界貿易の拡大と取引制度の再編:19―20世紀アジア・北米の歴史比較分析
Project/Area Number |
21330083
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
城山 智子 Hitotsubashi University, 大学院・経済学研究科, 教授 (60281763)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神田 さやこ 慶應義塾大学, 経済学部, 准教授 (00296732)
柳生 智子 慶應義塾大学, 経済学部, 講師 (40306866)
島西 智輝 立教大学, 経済学部, 助教 (70434206)
杉原 薫 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (60117950)
村上 衛 横浜国立大学, 国際社会科学研究科, 准教授 (50346053)
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Keywords | 世界経済 / 比較経済史 / 北米 / アジア / 取引制度 / 自由貿易体制 / 中華帝国 / オスマン帝国 |
Research Abstract |
19世紀から20世紀前半、国境を越えた商品・サーヴィスの取引のみならず、労働力・資本の移動が活発化し、世界規模での貿易・市場が飛躍的に拡大した。本研究は、社会経済的背景を異にする世界各地の取引の現場で、自由貿易体制を始めとする国際貿易レジームが機能するメカニズムを検討することを課題の一つとする。平成21年度は、国際経済史学会大会(2009年8月 於ユトレヒト)で、本研究の前身である印中比較史勉強会、アジア国際経済史研究会における蓄積を基に研究パネル"Changes of Local Market Institutions in the Age of Global Trade Expansion : Asia and North America in the 19^<th> and 20^<th> Centuries"を組織した。日本、台湾、中国、インド、トルコ、北米に関する7つの事例研究から、(1)18世紀から19世紀にかけての中華帝国とオスマン帝国の貿易制度の比較、(2)交易都市とその後背地との関係の類型化、(3)貿易拡大が工業化に与える影響の分析を行った。中華帝国とオスマン帝国との比較に関しては、国際ワークショップ(2010年3月、於京都大学人文科学研究所)を開催し、対西欧及び地域内貿易に関する中央政府・地方政府の認識と、対外貿易港における貿易管理の実態との関係について、より体系的な比較分析を行った。その結果、自由貿易体制の施行に先立って、ローカルな取引の現場では、従来の研究で指摘されていたよりも、より自律的な取引規範・制度が確立されつつあったことが明らかになった。
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Research Products
(45 results)
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[Presentation] Asia in Global Trade Imbalances2010
Author(s)
杉原薫
Organizer
First Joint International Workshop of the JSPS Asian Core Program 'Asian Connections : Southeast Asian Model for Co-Existence in the 21^<st> Century'
Place of Presentation
Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University
Year and Date
2010-02-27
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