2009 Fiscal Year Annual Research Report
グローバルベンチャーの戦略行動特性に関する国際比較研究
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21330098
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| Research Institution | Nihon University |
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Principal Investigator |
高井 透 Nihon University, 商学部, 教授 (60255247)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神田 良 明治学院大学, 経済学部, 教授 (90153030)
ベントン キャロライン 筑波大学, ビジネス科学研究科, 教授 (50520897)
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| Keywords | ボーン・グローバル / 持続的競争優位生 / グローバル化 / リーダシップ / 組織能力 / ネットワーク / 海外進出 / アライアンス |
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| Research Abstract |
本年度は、既存のBGCに関連する文献ならびに各種資料を狩猟し、これまでの研究をそれぞれ各自の専門領域の立場から多面的に調査しつつ、試論的分析枠組みを演繹的に導出することを試みた。このような作業と並行して、日本のグローバル・ベンチャーの事例調査も実施した。本年度は、九州、北海道、関西方面を中心に調査を行った。その結果、地域による企業の戦略行動特性の違いは発見できなかった。しかし、経営者の特性として、やはり比較的若い時期に海外においてビジネスの経験を有している方が多かった。その経験が、企業の設立当初からグローバル市場を目指すという戦略につながっているようだ。市場の参入方式は経営資源の関係から、ほとんど単独所有で進出するということはなかった。やはり大手企業または地元企業との合弁、OEMなどの提携関係を通じて市場参入を実現していた。このような結果は、既存のグローバル・ベンチャー研究との成果とほぼ同じものであると言える。その意味で、日本型グローバル・ベンチャーの戦略行動特性を、昨年度研究だけでは発見することができなかった。しかし、本年度は、東京をはじめ他の地域のグローバル・ベンチャーも調査する予定であるため、新しい発見を見いだす可能性が高い。さらに、日本だけではなく、アジアのグローバル・ベンチャーの戦略行動も調査する予定であるため、比較分析する基軸を明確にすることで、新しいインプリケーションを導き出すこと可能性が十分にある。
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