2011 Fiscal Year Annual Research Report
開発援助プロジェクト評価のための社会調査手法に関する社会学的研究
Project/Area Number |
21330112
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
宇田川 拓雄 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30142764)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辰己 佳寿子 山口大学, エクステンションセンター, 准教授 (80379924)
浜本 篤史 名古屋市立大学, 人間文化研究科, 准教授 (80457928)
鈴木 紀 国立民族学博物館, 先端人類科学研究部, 准教授 (40282438)
佐野 麻由子 立教大学, 社会学部, 助教 (00585416)
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Keywords | 社会調査 / 貧困削減 / 開発援助 / 国際協力 / 村落開発 / 評価調査 / 社会学 / ODA |
Research Abstract |
1研究成果 (1)全員:『研究成果中間報告書』を作成した。(2)宇田川・浜本・鈴木:ジャカルタ国際セミナー(英語)で研究発表し成果の調査対象国への還元を図った。(3)宇田川・佐野:第84回日本社会学会大会で研究成果を発表した。(4)佐野・浜本・鈴木:第22回国際開発学会大会で研究成果を発表した。(5)辰己:西日本社会学会第69回大会で研究成果を発表した。成果を西日本社会学会年報に投稿した(掲載決定)。 2研究活動 (1)宇田川:インドネシアで貧困世帯の実態及び貧困指標の妥当性の調査を行なった。(2)佐野:インドネシアでのフィールドワークの知見をもとに社会学制度論、社会変動論、システム論を用いた理論研究を行った。(3)辰己:ネパールで実施されたWomen Microcredit and Savings Programme、Community Based Income Generation Project、Partnership for Quality Tourism Projectを対象にフィールド調査を行いプロジェクトの実施期間や対象地域の枠を越えた領域での評価を試みた。(4)浜本:これまでの調査研究を基にダム事業をめぐる社会学研究の意義、開発援助事業における社会調査の普遍性と特殊性について理論研究を行った。ダム事業のサステイナビリティ事例として米国フーバーダムの現地調査を行った。(4)鈴木:JICAのメキシコ・チアパス州ソコヌスコ地方小規模生産者支援計画(PAPROSOC)によって形成された農村女性グループがプロジェクト終了後に自立し独自の活動を続けていることを確認した。(5)宇田川・鈴木・浜本は他の研究協力者3名とともに2012年に研究成果を英文で出版する予定でそのための原稿を執筆中である。
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Research Products
(11 results)