2009 Fiscal Year Annual Research Report
循環型社会実現に向けた環境教育システム構築のための地域間世代間比較研究
Project/Area Number |
21330131
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Research Institution | Matsuyama University |
Principal Investigator |
小松 洋 松山大学, 人文学部, 教授 (60241501)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
海野 道郎 東北大学, 教養教育院, 総長特命教授 (90016676)
阿部 晃士 岩手県立大学, 総合政策学部, 准教授 (50305314)
篠木 幹子 中央大学, 総合政策学部, 准教授 (20398332)
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Keywords | 環境教育 / 循環型社会 / 地域世代間比較 |
Research Abstract |
平成22年度は、水俣市の中学生とその親を対象とした調査を実施し、データを詳細に分析すると同時に、釜石市の中学校での調査を見据えた準備を行うことであった。 平成22年度の前半は、前年度から実施してきた水俣市教育委員会および水俣市の中学校との協議をさらに重ね、調査票を完成させた。当初目標は9月であったが、質問項目の選定に慎重を期したため、調査票は10月に完成した。 11月に水俣市の中学3年生全員、およびその保護者を対象とした調査を実施した。調査実施に当たっては研究代表者および研究分担者が各中学を訪問し、調査実施方法の説明を行った。調査票を回収したのち、データ分析をすすめ、平成23年2月に水俣市を訪問し、先生方や教育委員会に対して調査結果の概要報告をおこなった。 平成22年度中に、本研究プロジェクト2つ目の対象地である岩手県釜石市の教育委員会および釜石市の中学との協議を重ね、調査の実施に関する理解と協力を得る予定であった。実際、平成23年3月13日に釜石市を訪問する予定であったが、東日本大震災により、年度内の釜石訪問は実施できなかった。 平成22年度には、水俣市での調査を実施できた。本調査は、中学生だけではなく保護者への調査も同時に行った環境社会学的な調査の数少ない例である。本年度内には概要報告にとどまり、本格的な分析はこれからであるが、我々が得たデータから引き出せる知見は少なくないと考えている。
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