2009 Fiscal Year Annual Research Report
訪問介護の調整とヘルパー援助力の評価尺度の開発~満足度の差の原因を探る因果モデル
Project/Area Number |
21330136
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Research Institution | Mejiro University |
Principal Investigator |
須加 美明 Mejiro University, 人間学部, 教授 (40271457)
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Keywords | 社会福祉 / 高齢者福祉 / サービス評価 / 訪問介護 / サービス提供責任者 / 職務ストレス / 尺度 / 満足度 |
Research Abstract |
本研究は、訪問介護の満足度の違いが、サービス提供責任者の調整力及びヘルパーの援助力の違いによって、また業務ストレスや事業所の支援の違いによって、どの程度影響されているかを明らかにすることを目的とする。 サービス提供責任者の調整力が、業務ストレスやバーンアウトを媒介にして利用者満足度と関連している可能性を検討するため、測定の前提となる、サービス提供責任者のストレッサー尺度を開発した。職務ストレスを測る一般的な尺度では、訪問介護の質(既に開発した事業所の対応への利用者満足度で測定)に影響する業務ストレスを測ることはできないため、サービス提供責任者の調整での負担(ストレッサー)を表す構成概念を考えた。それを利用者との関係.ケアマネとの関係.ヘルパーとの関係.上司との関係.仕事の忙しさ.知識技術という6因子で表わすモデルとした。2回の調査データをもとに因子分析を行ったところ仮説どおりの6因子が抽出され、モデルの評価のために確認的因子分析を行ったところ適合度指標は十分な値を示し構成概念の妥当性が確認できた.ストレス反応を測る精神健康調査、バーンアウト尺度とストレッサー6因子との相関を調べたところ.いずれも一定の相関があり、尺度はストレスと密接に関わる内容を測定していることが確かめられた.またある程度の信頼性も確認できた.
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