2009 Fiscal Year Annual Research Report
E.FORUMカリキュラム設計データベースを活用したスタンダードの開発
Project/Area Number |
21330177
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
矢野 智司 Kyoto University, 教育学研究科, 教授 (60158037)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川崎 良孝 京都大学, 教育学研究科, 教授 (80149517)
田中 耕治 京都大学, 教育学研究科, 教授 (10135494)
西岡 加名惠 京都大学, 教育学研究科, 准教授 (20322266)
中池 竜一 京都大学, 教育学研究科, 助教 (00378499)
赤沢 真世 京都大学, 教育学研究科, 助教 (60508430)
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Keywords | 教育評価 / カリキュラム / データベース / スタンダード / パフォーマンス評価 / パフォーマンス課題 / ルーブリック / 思考力・判断力・表現力 |
Research Abstract |
1.パフォーマンス課題と長期的ルーブリックの開発: E. FORUM会員の協力を得ながら、スタンダードとしての活用が期待される長期的ルーブリックの開発を進めた。中学校の全教科について長期的ルーブリックと主なパフォーマンス課題を紹介する著書『「活用する力」を育成する授業と評価・中学校』を出版したほか、1年以上パフォーマンス課題を取り入れた実践づくりに取り組んでこられたE. FORUM会員35名に、「概要」「『本質的な問い』の入れ子構造図」「『永続的理解』の入れ子構造図」「パフォーマンス課題の例」「1年以上の発達を捉える長期的ルーブリック」「児童・生徒め作品例(公開可能なもの)」の6点が1セットになった「基礎資料」を書いていただいた(平成22年度に『スタンダード開発のための基礎資料』として印刷予定)。 2.学力格差に対応する指導方法の在り方についての検討:パフォーマンス課題を実際の指導場面において活用するには、児童・生徒の学力格差が問題になることが指摘されている。そこで、「E. FORUM学校教育研究フェスタ」(平成21年8月23日)において、この点に焦点をあてた実践報告を田中容子教諭(京都府立園部高等学校)、井上典子教諭(京都市立大枝中学校)、原田三朗教諭(愛知県宝飯郡小坂井町立小坂井西小学校)に行っていただき、それを踏まえた検討を行った。 3.各種成果の発表:思考力・判断力・表現力を育成するための「問い」の重要性、アメリカにおけるスタンダード開発の動向、学校図書館の活用などについて調査し、成果を雑誌論文や学会発表等の形で発表した。
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Research Products
(17 results)