2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21340042
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
花見 仁史 岩手大学, 人文社会科学部, 教授 (00212150)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 康一郎 国立天文台, ALMA推進室, 助教 (60399277)
秋山 正幸 東北大学, 理学研究科, 准教授 (50425401)
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Keywords | 銀河形成 / 星形成 / 塵 / 多波長観測 / 銀河中心核 / スペクトル観測 / 赤外線 / サブミリ波 |
Research Abstract |
データベース情報処理+ネットワーク技術に基づいた天文データ解析サーバーの構築作業を進めた。データベース機能を補強し、ネットワーク接続しても安全かつ安定に運用できるサーバーシステムに拡張して、本研究に必須なデータアーカイブサーバーシステムを共同研究者間での運用しながら、国内の共同研究者などとも連絡を取り合いながら、作業を進めていった。また、国外の共同研究者グループの若手研究者、大学院生を呼び寄せて、データベース情報処理+ネットワーク技術と連動した天文データとその解析手法を用いて、その教育的指導をしつつも、博士論文に繋がるテーマについて、共同研究を進めた。特に、スペクトル解析についての手法を習得させる事ができたので、多波長測光データとともにスペクトルデータを用いる事により、測光的赤方変移をスペクトルからも確認できただけではなく、AGN活動と星形成活動を分離しつつ、赤外線放射の性質との相関も明らかにできたので、z=1前後の銀河の星形成と銀河中心核の活動の関係を探ることができるようになった。以上の成果は、欧文査読論文4編として報告し、LAU277"Tracing Ancestry of Galaxies"で、Reconstruction of Star Formation and AGNs Activities in Galaxies Classified with the Balmer Break, 1.6um Bump and PAH Features up to z=2として、発表した。 以上のように、すでに昨年度報告していたように平成22年度の達成目標はすでに前倒して実現できていたこともあって、予定レベル以上の研究成果がもたらされている。
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Research Products
(4 results)