2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21340115
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
大野 かおる 横浜国立大学, 工学研究院, 教授 (40185343)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
RAEBIGER HANNES 横浜国立大学, 工学研究院, 助教 (20531403)
野口 良史 東京大学, 物性研究所, 助教 (60450293)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 光捕集デンドリマー / GW + T-matrix計算 / 時間依存密度汎関数理論 / フタロシアニン / 光電気エネルギー変換 / ナノチューブ / フラーレン / 電子励起化学反応 |
Research Abstract |
1.多数のC60が直線状に融合して結びついた1次元ピーナッツ型フラーレンポリマーにおいて電子状態が金属的になる条件を調べるとともに、孤立8員環の存在によってフラットバンドと分散性の強いバンドが生ずることを明らかにした。 2.密度汎関数理論(TDDFT)に基づくダイナミクス・シミュレーションにより、Niダイマーを触媒とするH2 の解離過程を検討し、弱い励起でスピルオーバーが可能であることを見いだした。(論文掲載許可) 3.発光素子として注目されているCdSeクラスターの非常に小さな微粒子として、(CdSe)3 および (CdSe)6 クラスターを考え、第一原理GW+Bethe-Salpeter計算による光吸収スペクトルの計算を行い、エキシトン励起状態を解析した。(J.Chem.Physに論文掲載された) 4.ナノチューブに7Beが内包されたときに、電子捕獲崩壊確率が増大することを第一原理計算により示した。(Chem.Phys.Lett.に論文掲載された) 5.時間依存密度汎関数理論に基づいて、非断熱過程の動力学シミュレーションプログラムを作成し、OC+O+CO→OC+OCOのシミュレーションを行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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