2013 Fiscal Year Annual Research Report
近未来居住環境における木質系磁性電波吸収ボードの木質・電波吸収調整機能設計法
Project/Area Number |
21360124
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
岡 英夫 岩手大学, 工学部, 教授 (50091640)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関野 登 岩手大学, 農学部, 教授 (30171341)
三浦 健司 岩手大学, 工学部, 助教 (90361196)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 磁性木材 / 複合材料 / 木質材 / 電波吸収 / 高周波 / 竹材 / 磁気応用 / リサイクル |
Research Abstract |
本研究では近未来居住空間における電磁波吸収特性の調整機能を有する磁性木材の主な基本事項について下記に簡潔に明記した。 1.建材ボード設計を考慮した磁性木材の複合材料定数調整主要素の解明:ボード厚さ・体積及び主複合材料を同一条件下で 磁性木粉又は低温加熱により複合材料定数(複素誘電率)調整を簡単にできることを明らかにした。2.材料定数及び反射減衰特性調整法。(1)磁性流体を含浸した木粉(磁性木粉)による材料定数調整(2)低温加熱法による磁性木材の材料定数調整手法:磁性流体を木粉に含浸すること又は磁性木材を低温加熱することから手軽に整合周波数・最大反射減衰量など反射減衰特性を調整可能とした。3.室内環境条件(含水率)及び木材ボード曲げ強度の実用性能実証:磁性混合WBCを作製することから含浸率を低減でき反射減衰特性の良好な建材用電波吸収ボードを考案できた。4.基準ボードによる材料定数推定法:磁性粉ボード及び木粉ボードを基準ボードとして双方の材料定数を基準値として粉体型磁性木材の材料定数推定を行う基本設計指針を提示できリサイクル廃棄木材を活用する有効な手法を提案できた。5.磁性竹材の材料定数と電波吸収ボード機能性能:本研究では従来の磁性木材研究を踏まえ、竹粉を用いた粉体型磁性竹材ボードの作製および材料定数調整特性・電波吸収ボードとしての電磁特性及び優れた曲げ強度など性能を有することを新たに明らかにできた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)