2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21360137
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
星 伸一 東京理科大学, 理工学部, 准教授 (70292480)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
曹 梅芬 東京都立産業技術高等専門学校, その他部局等, 教授 (50390430)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 電気自動車 / 燃料電池 / ハイブリッド車 / 水素 / 地球温暖化ガス排出削減 / 燃料電池電気自動車 / 電力変換回路 |
Research Abstract |
昨年度の成果に基づき、今年度は、粉体状の水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)の加水分解により得られた水素を燃料電池に供給することで発電し走行する燃料電池電気自動車(FCEV)の試験走行実現を目指して研究を実施し、主として以下の成果を得た。 (1) 始動時など水温が低い場合に、水素生成速度の高速化を図るため、クエン酸の添加による水素生成速度の高速化方式を検討し、高速化可能であることを実験的に明らかにした。 (2) 燃料電池には適正な水素圧力範囲が定められているため、提案システムの実車搭載前に、水素圧力をその範囲内に制御するための方法を提案し、コントローラに実装し、圧力制御が可能であることを実験室内の実験により示した。 (3) 軽型電気自動車に搭載されていた鉛バッテリの代わりに、水素ボンベと燃料電池、及び製作した電力変換回路を車載したFCEVを製作し、走行実験を行った。 (4) (3)で製作したFCEVの水素タンクに換えて、本研究で開発した水素生成システム(燃料フィードユニット、水素生成器、及び関連する補機類)を車載し、NaBH4の加水分解をFCEVに搭載した水素生成システムを用いて車上で行い、得られた水素を燃料電池に供給し発電することによる試験走行に成功した。なお、車載した水素生成システムには、上記(1)、(2)の成果も適用されている。 これらの成果は、電気学会産業応用部門大会、電気学会自動車研究会、International Conference on Renewable Energy Research and Applications 2012などで研究発表を行い、学生発表賞やOutstanding Paper Awardを受賞した。また、みんなのエネルギーフェスタ2012にて研究成果を一般向けにも広報したほか、(3)の成果についてはプレスリリースを発行した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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