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2010 Fiscal Year Annual Research Report

30GHz級ディジタルLSIの伝送配線技術とそのLSI試作による実験検証

Research Project

Project/Area Number 21360178
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

安永 守利  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (80272178)

Keywords伝送 / 配線 / LSI / 集積 / ディジタル回路 / 信号品質 / シグナルインテグリティ / 遺伝的アルゴリズム
Research Abstract

平成22年度は,平成21年度に基礎検討を行ったバス・シングルエンド伝送方式に対するセグメント分割伝送線(STL : Segmental Transmission Line)の評価について,その発展展開を中心に研究を行った.バス・シングルエンド伝送は,LSIの実装基板配線はもちろん,LSI内部配線においても重要な基幹配線である.このため,シグナルインテグリティの向上は,特に30GHz級の信号伝送において重要不可欠な技術となる.今年度の研究目的は,バス・シングルエンド伝送についてより具体的な伝送方式においてSTLの効果を試作により定量的に評価することにある.
バス・シングルエンド伝送について,2点での波形整形を評価した(バス伝送系においては,複数点での波形整形が重要な課題となる).遺伝的アルゴリズムのパレート解の考えに基づき設計し,試作,評価したところ,2点において同時に,波形整形前の2倍の振幅回復が可能であることがわかった.しかし,波形鈍りが整形できないことが課題となった.今後,教師波形の改良等で本課題を解決する必要がある.
クロック信号系だけではなく,ランダム信号系に対する波形整形を試みた.学習方法は,昨年度に提案した手法(孤立波による学習)を用いた.試作,評価の結果,従来配線において全く閉じていたアイダイアグラムをSTLにより開かせることに成功した.一方で,設計時には無かった波形歪みが,アイダイアグラム中に残った.これは,設計時に使用している回路シミュレータの精度によるものと考えられ,今後,設計時に使用する回路シミュレータを変更することが課題となる.
差動伝送系に対するSTLの効果を回路シミュレーションで基本評価し,差動伝送系においてもSTLが有効である見通しを得た.23年度は,この成果を試作によって定量的に評価する予定である.

  • Research Products

    (3 results)

All 2011 2010

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] Signal Integrity Improvement Method and Its Robustness Evaluation for VLSI and VLSI-packaging2010

    • Author(s)
      Masami Ishiguro, 他6名
    • Journal Title

      Artificial Life and Robotics (Springer)

      Volume: Vo1.15, No.3 Pages: 325-329

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] Digital-signal improvement-method using Pareto optimization2011

    • Author(s)
      Shohei Akita, 他5名
    • Organizer
      The 16^<th> International Symposium on Artificial Life and Robotics 2011(AROB'11)
    • Place of Presentation
      別府国際会議場 B-Con Plaza(大分県)
    • Year and Date
      2011-01-29
  • [Presentation] VLSIシステムのための高信頼データ信号生成手法2010

    • Author(s)
      石黒将巳, 他3名
    • Organizer
      第43回電子情報通信学会機能集積情報システム研究会
    • Place of Presentation
      キャンパスプラザ京都(京都府)
    • Year and Date
      2010-10-05

URL: 

Published: 2012-07-19  

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