2009 Fiscal Year Annual Research Report
品質確保のための建築各部の3次元情報の取得と設計図との照合に関する研究
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21360299
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| Research Institution | Waseda University |
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Principal Investigator |
嘉納 成男 Waseda University, 理工学術院, 教授 (60112992)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木本 健二 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (30433767)
五十嵐 健 早稲田大学, 理工学術院, 客員教授(非常勤扱い) (20460058)
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| Keywords | 品質管理 / 鉄筋工事 / 3次元CAD / 3次元キャナー / 配筋検査 / 点群データ |
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| Research Abstract |
建築物の高度化により複雑な建築作業が必要となる半面、職人の技能不足や管理者の業務量増加から、建築物の品質低下が各所で引き起こされて大きな社会問題となっている。この原因として、従来の品質検査が検査員の目視に頼った方法で行われているために起こる見落としが多く指摘されている。
本研究では、建築工事の各段階において作業結果を3次元レーザースキャナー用いて3次元形状情報として取得し、3次元CAD情報と照合して検査・確認する技術を確立する。
本年度は、下記について研究を行った。
(1)建築品質に重大な影響を与える鉄筋工事を対象に、配筋検査における検査項目と判定方法についての検討を行った。また、事例として鉄筋工事の現場を対象として3次元スキャナーで計測実験を行った。
(2)目視による設計モデルと出来形情報の重ね合わせ照合の検討結果を踏まえて,品質管理に適した設計モデルのあり方とモデリング手法を提案し、実際の鉄筋工事を事例にモデルを作成してその有用性の検証を行った。
(3)在来工法による鉄筋工事について、柱壁鉄筋を測定対象として計測した点群データを用いて、開発したデータ解析手法を適用して、その解析手法の有用性を検証した。
(4)以上の研究成果に基づいて、鉄筋工事における3次元CADモデルの作成、ならびにその出来形である点群データを比較するために、計測した点群から鉄筋を縦筋と横筋に分解して、比較する手法を開発した。
こられの手法に基づいて、今後の研究で、鉄筋の径と間隔を正確に計測する手法を編み出し、鉄筋工事における品質確保の手法として体系化を果たし得ると考えている。
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Research Products
(3 results)
