2010 Fiscal Year Annual Research Report
昇温脱離実験と密度汎関数計算によるゼオライト酸性質と触媒活性に関する研究
Project/Area Number |
21360396
|
Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
丹羽 幹 鳥取大学, 工学研究科, 教授 (10023334)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片田 直伸 鳥取大学, 工学研究科, 准教授 (00243379)
奥村 和 鳥取大学, 工学研究科, 助教 (30294341)
|
Keywords | ゼオライト / 酸性質 / アルカン / 接触分解 / アンモニア / 昇温脱離 / 密度汎関数計算 |
Research Abstract |
A非常に強いBronsted酸およびLewis酸性発と炭化水素分解活性 昨年あきらになったMgHYのLewis酸性質と触媒活性の相関性についてさらに検討し,この場合にはアルカン分解反応中にH_2が生成することをつきとめた.この結果に基づいて,触媒活性が促進される機構を検討した.さらに,HZSM-5の水蒸気処理およびアンモニア水蒸気処理による非常に強い酸点の発現について,実験と理論の両面から検討を加えた.さらに水蒸気処理して調製したUSYのアンモニウムカチオン(NH_4^+)による処理によって,高活性なUSY触媒が開発できることを発見し,さらにその酸性質依存性をあきらかにした. Bさまざまな構造のゼオライト酸性発にする研究 今年度はSSZ-35およびSAPO-34の酸性質の測定およびその理論計算との比較を研究した.前者のゼオライトはβゼオライト程度の酸強度をもつ.後者のゼオライトでは,Siの分布が酸強度に大きな影響を持つことを明らかにした。また,SAPO-34の酸強度は同じ構造のChabaziteよりもやや弱いことがわかった.
|
Research Products
(9 results)