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2009 Fiscal Year Annual Research Report

PETボトルから再生したマイクロ繊維の開発

Research Project

Project/Area Number 21360444
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

福井 勝則  The University of Tokyo, 大学院・工学系研究科, 准教授 (70251361)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大久保 誠介  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (90092155)
羽柴 公博  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (60456142)
Keywordsモルタル / 繊維補強 / 付着 / 力学特性 / ブリーディング
Research Abstract

本年度はPETマイクロ繊維補強コンクリートの実用化に向け,その諸特性を解明することを目的とし,フレッシュ性状,付着特性,力学的特性に関する検討を行った.
PETマイクロ繊維補強コンクリートの混練性は従来の繊維と同じでまったく問題はなかった。スランプ試験を行い,フレッシュ性状を評価した結果,繊維混入率の上昇に伴い,スランプ値がやや減少し,流動性が低下することが確認されたが,従来の繊維と同程度であった.次にブリーディング試験を行い,PETマイクロ繊維がコンクリートの材料分離特性に与える影響を調べた結果,PETマイクロ繊維によるブリーディング水量への影響は確認されなかった.
PETマイクロ繊維/セメントペースト間の付着特性を評価するために,まず試行錯誤を繰り返しながら,マイクロドロップレット法を応用した付着強度試験方法を開発した.その方法により試験を行ったところ,同体積の繊維を投入した場合,繊維をマイクロ化することにより,付着力が増大することを示した.
力学的特性の検討として一軸圧縮試験と圧裂引張試験を行い,極細PETマイクロ繊維補強モルタルの力学特性を検討した.一軸圧縮試験結果から,PETマイクロ繊維の混入によって圧縮強度への影響はなかったが,繊維混入率の上昇にともない,残留強度が上昇し,PETマイクロ繊維による靭性の改善効果が確認された.また,試験後の試験片の様子からも剥離,落下防止性能があることがわかった.圧裂引張試験結果では,マトリックス破断後に繊維による補強効果を確認した.

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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