2012 Fiscal Year Annual Research Report
定常ST配位形成のための電子バーンシュタイン波モード変換・電流駆動機構の解明
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21360452
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
出射 浩 九州大学, 応用力学研究所, 准教授 (70260049)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福山 淳 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60116499)
久保 伸 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (80170025)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 電子バーンシュタイン波 / 位相配列アンテナ / 球状トカマク / プラズマ電流駆動 |
Research Abstract |
これまでに電子バーンシュタイン波電流駆動機構の解明のため、反射計・輻射計計測を進めてきた。反射計・輻射計計測用位相配列アンテナの動作特性をQUEST 装置容器内で確認した。昨年度の加熱・電流駆動用位相配列アンテナ同様に、位相配列が良好に組めるか、容器内に3次元スキャナーを設置し、アンテナからの放射電界を測定した。放射電界を吸収するプラズマがないため、QUEST 装置容器がオーバーサイズの空洞共振器として動作し、励起された定在波とアンテナからの進行波が干渉するものの、放射周波数の伝播位相を適切に検出して位相配列を組む事で、放射電界を集束し、斜め方向の良好な指向性が確保できることを確認した。反射形計測では、位相配列アンテナをプローブ波放射アンテナとして、また受信アンテナとして用いることができる。反射形計は、2周波数を同時励起する振幅変調方式が取られている。位相配列アンテナを放射アンテナとして用いる場合、2周波数で正しく位相配列を組むことが難しいことを明らかにした。位相配列アンテナを受信アンテナとして用いる場合、アンテナ固有の位相オフセットを求め、周波数毎に数値的に位相配列を組むことで、良好な位相配列受信ができることを明らかにした。2周波数の振幅変調検波で、良好な反射計動作を確認した。輻射形では、非コヒーレント波の位相配列受信が重要であるが、先の原理実証実験で、位相配列受信が可能であり、同様に数値的に位相配列を組むことで、良好な位相配列受信ができる。高密度実験には、高周波数・高電力入射が有効であることから、新たな大電力ジャイロトロン管・クライストロン管システムの整備を進めている。電子バーンシュタイン波電流駆動機構の解明に向け、高密度実験での反射計・輻射計計測のデータ解析を進め、研究成果をまとめる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] QUEST 装置のオーミック放電における電子バーンシュタイン波重畳加熱・電流駆動効果2012
Author(s)
出射浩, 花田和明, 図子秀樹, E. Kalinnikova, 坂口政嗣, 福山淳, 板戸貴紀, 田島西夜, 中村一男, 長谷川真, 藤澤彰英, 松岡啓介, 永島芳彦, 高瀬雄一, 菊池満, QUESTチーム
Organizer
日本物理学会 2012年 秋季大会
Place of Presentation
横浜国立大学
Year and Date
20120918-20120921
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