2012 Fiscal Year Annual Research Report
最終氷期最寒冷期の中部~西南日本のレフュージアにおける生物群の分布様式
Project/Area Number |
21370032
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
百原 新 千葉大学, 園芸学研究科, 准教授 (00250150)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水野 清秀 独立行政法人産業技術総合研究所, 地質情報研究部門, グループ長 (20358097)
三宅 尚 高知大学, 自然科学系, 准教授 (60294823)
沖津 進 千葉大学, 園芸学研究科, 教授 (70169209)
瀬戸口 浩彰 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (70206647)
|
Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 気候変動 / 進化 / 植生地理 / 植物 / 昆虫 |
Research Abstract |
本研究の目的は,中部~西南日本の最終氷期最寒冷期の植物・昆虫化石の分析と現生植物集団の遺伝子解析により,現在の湿潤気候下で優勢な生物群のレフュージアの分布と,氷期の乾燥・寒冷型植生の中での生物群集の分布様式を明らかにし,レフュージアの分布が現在の生物集団の遺伝構造や地理分布に与えた影響を明らかにすることで,北半球温帯域で最も生物多様性が高い地域である東アジアの生物多様性形成過程を解明することである.そのため,最終氷期最寒冷期とその前後の大型植物化石,花粉,昆虫化石を分析し,その堆積環境と年代測定を行うことで,生物群集とその空間分布,レフュージアの位置を復元した.さらに,現生植物の遺伝構造の解析を行い,現在の植生地理データや植物化石記録と比較することでレフュージアの検証を行い,最終氷期以降の分布変遷プロセスを明らかにした.本年度は茨城県花室川,栃木県中里,三重県薗などで最終氷期最寒冷期の化石試料分析を進め,成果発表を行ったほか,古植生復元のための現生植生と表層植物遺体群との比較検討の調査を行った.
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|