2009 Fiscal Year Annual Research Report
衛星データを用いたスケールアップアプローチによる水稲収量予測に関する研究
Project/Area Number |
21380160
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
本郷 千春 Chiba University, 環境リモートセンシング研究センター, 助教 (20272354)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 貢士 茨城大学, 農学部, 准教授 (20420226)
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Keywords | 精密農業 / 地域環境保全 |
Research Abstract |
開発途上国における食糧の安定生産と環境保全のために、灌漑水と土壌肥料に着目した営農指針を提案することを最終ゴールとする。そのために、気象および土壌データからの水稲収量予測モデルの作成、農業水利の実態把握と水資源の定量的影響評価モデルを構築することが本研究の目的である。2009年度は、研究組織の確立を行うとともに、以下の5項目を実施した。 (1)テストサイトの整備:実証試験地であるインドネシア共和国・西部ジャワ・チアンジュール地区内の農家水田に数十箇所の調査地点を設定した。 (2)既存データの収集:過去10年間の統計データ、水資源データ、水質データ、地形・土壌データ、数値地図等の収集を行った。 (3)気象観測器の設置:テストサイトにおいて日射量、光量子、土壌水分、気温、風向・風速、湿度等のデータを取得するために、気象観測機器のインストールを行った。 (4)圃場GISデータの作成:高解像度衛星データをベースにして、水田圃場区画GISデータの作成を開始した。 (5)統計データのGIS化:紙情報として入手した過去10年間の統計データをGIS上に一元化した。
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