2011 Fiscal Year Annual Research Report
細胞の極性を制御する遺伝子の組織、個体での機能の解明
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21390050
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
原田 彰宏 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40251441)
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Keywords | 細胞極性 / 極性輸送 / ノックアウトマウス |
Research Abstract |
我々は既にRab8a, Rab8b,syntaxin3, VAMP7, SNAP23, MAL2, FAPP1,2, annexin13, PKD1,2遺伝子の欠損マウスの作製に成功し、現在その解析を行っている。本年度はRab8a,b二重欠損マウス、syntaxin3欠損マウス、SNAP23欠損マウスPKD1,2欠損マウスについて解析を終了して論文を投稿し、FAPP1,2欠損マウスについては解析を続けて来年度には論文を投稿する予定である。また、線虫を用いた新規遺伝子についてノックアウトマウスを作製中であり、種を超えた細胞極性形成、維持機構の解明を進める予定である。 Rab8a,bの二重欠損マウスについては、生後死亡し、その時期がRab8a単独の欠損マウスより早まるため、Rab8aとRab8bの機能的な重複が示唆された。またRab8が線毛形成に重要であるというこれまでの知見から、Rab8a,b二重欠損マウスでは線毛形成の異常が生じることが予想されたが、予想に反してそのような表現型は見いだされなかったため、その理由の解明を現在行っており、他のRabの重要性が示唆される所見を得ている。またsyntaxin3小腸特異的欠損マウスで微絨毛の短小化やapical markerの細胞内蓄積が見られたため、その原因の解析を行っている。SNAP23の膵臓内外分泌腺特異的欠損マウスを作製解析したところ、SNAP23は膵内分泌と外分泌で異なる作用を持つことを発見し、現在その結果をまとめているところである。PKD1,2の欠損マウスでは今の所大きな異常が見られないが二重欠損マウスは胎生致死であるため、その原因の解明を行っている。また②の、線虫でスクリーニングした新規遺伝子のいくつかについて現在マウスを作製しているところであり、あるものについては既にマウスが完成しているためその解析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
23年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
23年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)