2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21390190
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
清原 千香子 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00169963)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 洋一 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20172356)
高山 浩一 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50274444)
堀内 孝彦 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90219212)
|
Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 肺がん / ゲノム疫学 / 遺伝子多型 / 国際共同研究 / 交互作用 / 喫煙 / 炎症 |
Research Abstract |
本年度はIL10 rs1800871、IL13 rs1800925、TNFR2 rs1061622、MPO rs2333227、CRP rs2794520、COX2 rs5275、PPARG rs13073869およびPPARG rs4135249の遺伝子多型と肺がんとの関連性について解析した。検討したすべて遺伝子多型は、対照群において、Hardy-Weinberg平衡からのずれは認められなかった。majorアレル/majorアレル 型、majorアレル/minorアレル型およびminorアレル/minorアレル型の間に有意な傾向性 (P = 0.003) が認められたのはCRP rs2794520のみで、性、年齢、喫煙、飲酒および教育歴を調整したOR(以降は調整OR)と95% CI はそれぞれ1.0 (基準)、1.59 (1.14 - 2.22) および1.92 (1.10 - 3.38) であった。検討した遺伝子多型において、majorアレル/majorアレル型に対する少なくともminorアレルを1つ有する調整ORは、CRP rs2794520遺伝子多型に加えPPARG rs13073869遺伝子多型で有意な関連性が認められ、それらの調整OR (95% CI) はそれぞれ1.64 (1.19 - 2.26)および0.72(0.52 - 0.99) であった。喫煙とMPO rs233227遺伝子多型 (P = 0.058) あるいは PPARG rs13073869遺伝子多型 (P = 0.083) の交互作用のみが有意であった。CRP rs2794520遺伝子多型は肺がん発症において重要な役割を果たしていることが示唆された。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|