2010 Fiscal Year Annual Research Report
高齢一卵性双子1220組の老化遺伝子発現差からみた健康寿命決定分子機構の解明
Project/Area Number |
21390205
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
早川 和生 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (70142594)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西原 玲子 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (10452434)
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Keywords | 双生児 / 高齢者 / 老化遺伝子 / 老化予防 / 生活環境 / ライフスタイル |
Research Abstract |
当教室がかねてより研究協力を得ている国際的にも非常に貴重な研究対象である高齢双生児コホートについて、大阪大学病院に来院を求め各種臨床検査を含む精緻な健診調査を実施した。平成22年度については主に大阪府、兵庫県、京都府など近畿地方に在住する高齢双生児を対象に自主的な健診希望者を募った。血液検査については臨床検査項目として、TP, A1b, UA, CRE, UN, Tcho, TG, HDL-C, LDL-C, ApoA1, ApoB, ApoE, AST, ALT, Insulin, Cortisol, bone ALP, Vitamin B12、抗CCP抗体,抗dsDNA抗体,等多項目について測定した。また、ゲノムワイドなエピジェネチック分析については理化学研究所に委託して厳密な分析を試みた。 また同時に、ライフスタイルや生活環境因子について、ブレスローのライフスタイル指標などを応用して、多面的なライフスタイル関連の詳細なデータをインタビュー形式にて収集した。更に自宅訪問による説明とインタビューを希望するものについては自宅訪問調査を実施した。生活環境因子に関する調査項目としては、栄養摂取問診票(DHQL)、運動量、職業内容、飲酒量、喫煙量、嗜好品、家族構成、居住環境、収入・経済的状況、ライフヒストリー、ライフコース病歴、学歴、ソーシャルサポート、社会交流、ストレス尺度、人生満足度テスト、肥満度等について調査を実施した。収集した研究結果については現在、解析中であるが、今回の研究結果については社会的注目度が非常に高いことから既にNHK科学番組制作部やテレビ朝日などから取材申し込みが届いており、また新聞では日本経済新聞にて記事掲載された。
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