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2009 Fiscal Year Annual Research Report

慢性疲労症候群に対する漢方治療と認知行動療法を融合した集学的な治療戦略の確立

Research Project

Project/Area Number 21390221
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

伴 信太郎  名古屋大学, 医学部附属病院, 教授 (40218673)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西城 卓也  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (90508897)
Keywords疲労 / 漢方薬 / 認知行動療法 / 慢性疲労症候群 / 集学的治療
Research Abstract

本研究は慢性疲労症候群(以下CFS)患者に対して、『漢方治療と認知行動療法を融合した集学的な治療戦略を確立』するための研究である。
1.まず漢方治療に関しては、初診時に虚証または虚実錯雑証を呈した者(A~C群)11名中治療開始6ヶ月後にPS(performance status)が2以下になった者は3名(27%)で、初診時に実証を呈した者(D~F群)8名中PSが2以下になった者は6名(75%)であった。6ヶ月以降の治療経過の中でPSがさらに改善してくる者も多く見られたので、初診時に虚証または虚実錯雑証を呈する者は治療効果の出現により時間がかかると考えられた。また、CFS患者の証は多岐にわたるため、弁証論治に基づき、多彩な方剤を用いることになる。また治療の経過中に証が変化する場合が多く、より適切な漢方治療を行うためには随証応変に基づく治療を行うことが重要であると考えられた。
2.認知行動療法に関しては、平成21年度はCFSと確定診断した患者5名中、3名が全4期のプログラムを終了し、疲労回復を妨害している認知・行動面の存在に気付き、考え方や行動のパターンを変える効果があった。一方、5名中2名は3期目で中断となった。その理由として、プログラム参加への動機付けが低いことが挙げられた。第1期に、患者が抱える問題について理解を深める心理教育を重点的に行う必要があると考えられ、プログラムの修正を検討している。

URL: 

Published: 2012-07-19  

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