2009 Fiscal Year Annual Research Report
コネキシン、パネキシンによる皮膚炎症制御の解析―新規抗炎症外用剤の開発に向けて―
Project/Area Number |
21390324
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
松江 弘之 Chiba University, 大学院・医学研究院, 教授 (10250424)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神戸 直智 千葉大学, 大学院・医学研究院, 講師 (50335254)
鎌田 憲明 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (00334186)
姚 建 山梨大学, 医学工学総合研究部, 准教授 (50303128)
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Keywords | 樹状細胞 / ギャップ結合 / 免疫抑制 / 抗炎症剤 / 接触皮膚炎 |
Research Abstract |
本申請プロジェクトの全体構想は、皮膚の免疫・炎症反応に関与する組織固有細胞及び種々の免疫・炎症担当細胞が発現するコネキシン(Cx)、パネキシン(Px)膜タンパク質が形成するヘミチャネル及びギャップ結合による情報伝達が免疫・炎症反応をどのように制御するかを解明する。さらに、Cx、Pxを介した情報伝達の遮断による皮膚免疫・炎症反応の抑制メカニズムを解明し、新しい作用機序の免疫抑制剤・抗炎症剤の実用化を目指すことである。前基盤研究を進展させ、実用可能な薬剤を目指している。従来ほとんど解明されていない免疫・炎症反応に関与する免疫系細胞のギャップ結合(以下G結合)の機能と最近注目を集めているPxの機能を解明し、G結合、Pxによる情報伝達を遮断することで免疫・炎症反応を抑制できるかを検討し、免疫・炎症反応が関与する多くの疾患に対する新しい作用機序の免疫抑制剤・抗炎症剤の開発へ展開できるプラットフォームの提供を準備している。本年度は特にマスト細胞の活性化におけるPxの関与を検討した(雑誌論文1)。
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Research Products
(2 results)