2011 Fiscal Year Annual Research Report
コネキシン、パネキシンによる皮膚炎症制御の解析-新規抗炎症外用剤の開発に向けて-
Project/Area Number |
21390324
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
松江 弘之 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (10250424)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
姚 建 山梨大学, 医学工学総合研究部, 准教授 (50303128)
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Keywords | 内科 / 免疫学 / 生体分子 / 薬剤反応性 / 臨床 |
Research Abstract |
皮膚の免疫・炎症反応に関与する組織固有細胞及び種々の免疫・炎症担当細胞が発現するコネキシン(Cx)、バネキシン(Px)膜タンパク質が形成するヘミチャネル及びギャップ結合による情報伝達が免疫・炎症反応をどのように制御するかを解明する。さらに、Cx、Pxを介した情報伝達の遮断による皮膚免疫・炎症反応の抑制メカニズムを解明し、新しい作用機序の免疫抑制剤・抗炎症剤の実用化を目指す。Cxによるギャップ結合は免疫・炎症のプロセスに関与している。炎症性サイトカインたとえばIL-1βやTNFαは培養細胞でCx43の発現を上昇させる。また、これらのサイトカインはNFκB依存性のiNosの発現を上昇させる。iNOS阻害剤はこれらのサイトカインのCx43の発現を抑制した。Cx43 knock-out(Cx43^<-/->)マウス由来の線維芽細胞は野生型に比べこれらのサイトカインによるiNOSの発現を増強した。ギャップジャンクションを介した炎症の新しい制御の機構を明らかにした(雑誌論文1)。また重金属イオンの細胞障害性にCx43ヘミチャネルが関与していることを明らかにした(雑誌論文2)
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Connexin43 hemichannels contribute to cadmium-induced oxidative stress and cell injury2011
Author(s)
Fang, X., Huang, T., Zhu, Y., Yan, Q., Chi, Y., Jiang, J. X., Wang, P., Matsue, H., Kitamura, M., Yao, J
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Journal Title
Antioxidants and Redox Signaling
Volume: 14
Pages: 2427-2439
DOI
Peer Reviewed
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