2009 Fiscal Year Annual Research Report
次世代自己・バルーン拡張型薬剤溶出被覆ステントの開発と安全性試験
Project/Area Number |
21390337
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
石橋 忠司 Tohoku University, 大学院・医学系研究科, 教授 (40151401)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須藤 祐司 東北大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (80375196)
|
Keywords | ラジオ波凝固 / ステント治療 / リザーバ治療 / IVR |
Research Abstract |
次世代自己・バルーン拡張型薬剤溶出被覆ステントの開発のために、過去の研究を見直し、主に新しい金属材料(ニオブ)の特性を活用したモデル構築を行った。 既存の開発した自己拡張型の薬剤溶出ステント(文献2: J Biouied Mater Res B Appl Biomater. 2009 Mar 11; 647-652)および新たな薬剤での血管新生抑制効果(文献1: Clin Exp Pharmacol Physiol. 2009 Dec. 36(12)1164-1169)の成果を生かしつつ、その問題点を抽出して、研究計画を立案している。 ヨーロッパIVR学会などでの調査研究を同時に行い、我々の次世代ステントの有用性、開発の方向性、スケジュールなどについて確認した。世界中でまだこのタイプの研究は行われておらず、その優位性が確認できた。 本年度内に試作ステント作成はできなかったものの、基礎的研究が共同研究者らによって遂行されており、二段階記憶法による自己拡張機能と、バルーン拡張機能とを備えたコンピュータモデルを試作中である。このモデルを次年度試作し、物理特性試験、安全性試験を試行する予定である。
|