2009 Fiscal Year Annual Research Report
実用的な高空間分解能分子イメージング装置の開発と応用
Project/Area Number |
21390339
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
武田 徹 Kitasato University, 医療衛生学部, 教授 (10197311)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
湯浅 哲也 山形大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (30240146)
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Keywords | 蛍光X線CT / 分子イメージング / 高速撮像 / シートビーム / 放射光 |
Research Abstract |
シートビーム法で、位置情報を検出しながらデータ収集できるFXCTの予備研究を、並列3素子半導体検出器を作製、検出器に入射する大量の蛍光X線およびCompton散乱信号を高速処理できるエレクトロニクス系を導入、撮像系のソフトウエア改造、画像の再構成ソフトウエアを作製し、生体試料の画像化が可能となった。本研究では、生体試料(小動物)の撮影部位の位置合わせと同時に、透過CT画像が同時に得られる、透過型X線撮像装置を開発する。 本年度は、短時間で動物の撮影位置やCT画像を得ることを可能とする透過型のX線CCDカメラを導入した。本カメラは、25ミクロンの空間分解能、14bitのダイナミックレンジを有し、秒間13枚の画像が収集可能で、動物の高精細な透過X線画像を得ることができる。X線CCD装置を購入したが、備え付けのソフトしかなかったため、X線チャートやファントムを対象に、通常のX線管球から発生するX線で確認のための評価撮影を行った。現在、位置合わせやCT等が得られるための(2)-(4)の制御、画像再構成ソフトを作成している。 (1) 透過X線CT用検出器の特性評価実験実施では、十分な視野と50ミクロンと理論的な分解能に対応する鮮明な画像が得られた。 (2) 計算機で試料の駆動と検出器のデータ収集用のソフトを作成中。 (3) 画像再構成用ソフトウエア開発中。 (4) 蛍光X線検出器と透過X線CT検出器のデータ同期収集ソフトウエアの作成中。
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Research Products
(5 results)