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2010 Fiscal Year Annual Research Report

血管内滞留型新規X線CT用造影剤の開発

Research Project

Project/Area Number 21390343
Research InstitutionHamamatsu University School of Medicine

Principal Investigator

阪原 晴海  浜松医科大学, 医学部, 教授 (10187031)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 間賀田 泰寛  浜松医科大学, 光量子医学研究センター, 教授 (20209399)
小川 美香子  浜松医科大学, 光量子医学研究センター, 准教授 (20344351)
児島 千恵  大阪府立大学, 21世紀科学研究機構, 講師 (50405346)
堺 俊博  浜松医科大学, 光量子医学研究センター, 特任研究員 (40585098)
Keywords造影剤 / X線CT / ヨウ素 / アルブミン / T4
Research Abstract

現在X線CTに用いられているヨード造影剤の多くは比較的低分子量であり、投与後速やかに血管内から消失する。一方、組織の血管構築や虚血性変化、癌の血管新生を画像化するためには、血管内に比較的長く留まる造影剤が望ましいと考えられるが、X線造影剤でのこのような検討は少ない。そこで、本研究課題では、血管内滞留性の高い新規X線CT造影剤の開発を目的とした。
21年度の検討により合成可能となったHSA-T4結合体は母核であるアルブミンに比較して水溶性が低く、水溶液としたときのヨウ素濃度が既存造影剤の1/10から1/3程度であった。その結果ファントムを用いた検討で既存の造影剤に勝る造影効果が得られなかった。
また、ポリエチレングリコール(PEG)で修飾した球状高分子(デンドリマー)が高い血中滞留性と薬物保持能を有する機能性ナノ粒子であることが知られており、ヨウ素、金、ビスマスなどの輸送担体として期待されたので、22年度において、PEG修飾デンドリマーにヨウ素を付加することによって、新規機能性CT造影剤の作製を行った。すなわち、ポリアミドアミンデンドリマーの末端の10%をPEG化し、続いてヨウ化メチルを反応させることで目的物を得ることが出来た。また、得られたヨウ素付加PEGデンドリマーが水溶液中で高いCT造影効果を示すことが示された。しかしながらインビボではデンドリマーからヨウ素が放出されてしまうことが判明したので、今後、インビボでも安定なヨウ素造影剤の開発を目指す。

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Published: 2012-07-19  

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