2010 Fiscal Year Annual Research Report
2光子励起顕微鏡を用いた大腸癌化及び癌、周囲間質応答の新規確証提示
Project/Area Number |
21390377
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
楠 正人 三重大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50192026)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三木 誓雄 三重大学, 大学院・医学系研究科, 客員教授 (50242962)
井上 靖浩 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (20324535)
問山 裕二 三重大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (00422824)
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Keywords | 大陽癌 / 肝転移 / 二光子励起顕微鏡 / 癌幹細胞 / 上皮間葉移行 |
Research Abstract |
平成22年度は、GFP標識マウスの脾臓にRFP標識大腸癌細胞株を接種する大腸癌肝転移モデルにおける二光子励起顕微鏡下生体内リアルタイムイメージング法を確立した。RFP標識大腸癌細胞株はAnticancer社から購入した。われわれの方法によりRFP標識癌細胞が、肝類洞内に接着、停止する像、血小板凝集を伴って肝類洞内で停止する像、肝類洞からDisse腔へ形態変化と伴いながら浸潤する像などが600倍以上の倍率でとらえられることが可能となった。生きた癌細胞が、生きたマウスの生きた肝臓内でどのように転移巣を形成するかが観察可能となったことで、現在、大腸癌肝転移における癌幹細胞振る舞いや癌幹細胞の上皮間葉移行の関与の検討に着手している。異種移植肝転移モデルだけでなく、アゾキシメタン(Azoxymethane:AOM)/デキストラン硫酸ナトリウム(Dextran sulfate sodium:DSS)誘発自然発生大腸癌細胞を用いた同種移植肝転移モデルを用いることで、癌幹細胞や上皮間葉移行における腫瘍-宿主相互作用の関与も検討中である。以上、研究計画を鋭意進めるだけでなく、癌幹細胞や上皮間葉移行に関連する臨床研究も平行して行い、国内外の学会や論文等で精力的に発表を行っている。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Intravital imaging of DSS-induced cecal mucosal damage in GFP-transgenic mice using two-photon microscopy.2010
Author(s)
Toiyama Y, Mizoguchi A, Okugawa Y, Koike Y, Morimoto Y, Araki T, Uchida K, Tanaka K, Nakashima H, Hibi M, Kimura K, Inoue Y, Miki C, Kusunoki M.
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Journal Title
J Gastroenterol.
Volume: 45
Pages: 544-553
Peer Reviewed
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[Presentation] Macrophage inflammatory protein-3 alpha (MIP-3a) is a novel serum marker for prognosis of colorectal cancer2010
Author(s)
Takashi Iwata, Koji Tanaka, Yasuhiro Inoue, Yuji Toiyama, Junichiro Hiro, Susumu Saigusa, Yasuhiko Mohri, Chikao Miki, Tsutomu Tabata, Masato Kusunoki
Organizer
2010 ASCO Annual Meeting
Place of Presentation
CHICAGO, IL
Year and Date
20100604-20100608
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