Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石神 純也 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (90325803)
北薗 正樹 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (30398276)
松本 正隆 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (40398293)
喜島 祐子 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (60381175)
上之園 芳一 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (60398279)
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Research Abstract |
Sentinel node (SN)の微小転移の存在について食道癌で検証を行った.134例の食道癌患者で^<99m>Tc-Tin colloidを術前に腫瘍周囲に注入してSNを同定後,微小転移を含めた転移状況を検討した.SN同定は134例中120例で可能であり,同定率は臨床的深達度cT1, cT2, cT3で各々93.3%, 100%, 87.5%であった.リンパ節転移は50例(41.7%)に見られた.微小転移は7例,8個のリンパ節に新たに発見された.SNが有用であるcT1では1例を除き,微小転移を含めて転移はSNに存在した.cT1のSensitivityは91.7%, False negative rateは8.3%, Negative predictive value 97.8%, Accuracy rate 98.2%でリンパ節微小転移診断を行うことにより,SN navigation suregryが臨床応用可能と考えられた.(論文投稿中).Rapid RT-PCRの機器の一つであるGene Search system (SmartCycle II)に用いるprimerの選択と設計を検討した.その結果,cytokeratin 19とmammaglobinの2つの至適primerを選択し,117例の乳癌症例で用いてSN転移の臨床的検討を行った.204個のSN組織学的転移は31個(15.2%)であった.組織学的転移陰性リンパ節のうち,免疫染色では4個の微小転移が見つかった.一方,Gene Search systemではさらに10個の微小転移が陽性であり,臨床的に有用な診断手段になると考えられた(Cancer 116 : 4450, 2010).
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