2009 Fiscal Year Annual Research Report
キャリア―細胞を用いたアデノウイルスベクターによる頭頸部癌の遺伝子治療
Project/Area Number |
21390462
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
丹生 健一 Kobe University, 医学研究科, 教授 (20251283)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大月 直樹 神戸大学, 医学研究科, 准教授 (40343264)
白川 利朗 神戸大学, 医学研究科, 准教授 (70335446)
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Keywords | 頭頸部癌 / 遺伝子治療 / アデノウイルスベクター / シスプラチン / Endostatin |
Research Abstract |
本年は予備段階として下記の二つのプロジェクトを行った。 1.血管新生阻害蛋白であるEndostatin遺伝子を組み込んだアデノウイルスベクターAd-Endostatinと代表的な抗がん剤であるシスプラチンとによる併用療法により、エンドスタチンが頭頸部癌腫瘍細胞内のシスプラチン濃度を高めることを証明した。 2.Cox-2阻害剤である、Etodolac、Celecoxib、NS398の膀胱癌における抗腫瘍効果をIn Vitro、In Vivoで比較検討した。In Vitro : Celecoxib>NS398>>Etodolac、の順に細胞毒性が高く、どの薬剤もT24において高い細胞毒性を示した。In Vivo : T24皮下腫瘍にてEtodolacのみが有意な腫瘍増殖抑制効果を示した。In Vitroで行ったT24のWound healing assayではCelecoxib≒Etodolac>NS398の順に遊走能の抑制を示し、定量的PCRではCelecoxib≒Etodolac>>NS398の順にE-cadherinの発現を高め、Etodolac>Celecoxib>NS398の順にSnailの発現を抑制した。
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Research Products
(1 results)