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2012 Fiscal Year Annual Research Report

干渉RNAの脈絡膜血管新生抑制の分子機構の解明と新規治療手段の開発

Research Project

Project/Area Number 21390469
Research InstitutionNagoya City University

Principal Investigator

小椋 祐一郎  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70191963)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野崎 実穂  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00295601)
安川 力  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00324632)
吉田 宗徳  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60273447)
Project Period (FY) 2009-04-01 – 2013-03-31
Keywords脈絡膜新生血管 / 加齢黄斑変性 / RNA干渉(siRNA) / アテロコラーゲン / VEGF / TLR3 / クロロキン / IFN-γ
Research Abstract

【目的】RNA干渉は、新しい治療方法として注目を集めているが、非特異的な作用や免疫応答の問題も報告されている。バイオマテリアルであるアテロコラーゲンは、siRNA導入の担体としての有効性が期待されている。昨年度までに我々は、マウスレーザーCNVモデルを用いて、siRNA導入へのアテロコラーゲンの有用性を確認した。今年度はアテロコラーゲンを用いたsiRNA導入に、TLR3を介した非特異的な反応や免疫シグナルの変化が起きているかについて検討した。
【方法】雄の生後約8週のC57BL/6Jマウスに対してレーザー網膜光凝固を行い、CNVを作成した。レーザー網膜光凝固直後に、アテロコラーゲンとsiVEGF複合体あるいはアテロコラーゲンとsiVEGF複合体とクロロキンを硝子体内に投与し、7日後にCNV容積を測定した。またレーザー網膜光凝固後にsiVEGFあるいはsiVEGFとアテロコラーゲン複合体を硝子体内に投与し3日後に眼球を摘出し、網膜色素上皮/脈絡膜におけるIFN-γの発現についてELISAで定量した。
【結果】細胞内TLR3を阻害するクロロキンの同時投与でも、siVEGFとアテロコラーゲン複合体により対照群と比較してCNV容積は有意に抑制されていた(p<0.001)。IFN-γはsiVEGF単体投与眼では、対照のPBS投与眼と比べ有意に多く発現していたが(p<0.001)、siVEGFとアテロコラーゲン複合体投与群では対照眼と比べ有意な差は認められなかった。
【結論】今回の結果から、レーザーCNVモデルにおける、アテロコラーゲンによるsiRNA導入では、非特異的なTLR3の反応や、免疫シグナル変化(IFN-γ)を介さずにCNVが抑制されていることが明らかとなった。今後、アテロコラーゲンの、眼科領域におけるsiRNA導入の担体としての臨床応用の可能性が考えられた。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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