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2009 Fiscal Year Annual Research Report

咬合感覚異常症診断に向けての歯根膜感覚閾値検査の確立

Research Project

Project/Area Number 21390515
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

皆木 省吾  Okayama University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (80190693)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 原 哲也  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (60238160)
西川 悟郎  岡山大学, 大学病院, 講師 (00172635)
沖 和広  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (00346454)
見玉 直紀  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (70534519)
洲脇 道弘  岡山大学, 大学病院, 助教 (30549829)
Keywords歯根膜感覚 / 感覚閾値 / 自動計測
Research Abstract

咬合接触関係に明瞭な異常がみられないにもかかわらず咬合異常を訴える咬合感覚異常症は、今後その原因・診断・治療についての介入を行う必要性の高い疾患である。歯科を受診した患者のなかで"咬み合わせが落ち着かない","どこで咬めば良いかわからず、違和感がとれない"などの不定愁訴的な訴えのある患者に対して、現状では個々の歯科医師の臨床観察能力のみに頼って補綴再治療の必要性等を判断している状況である。再治療によって症状改善が認められる場合もあるが、治療が奏功しない場合には益々その訴えが強くなるなど診療上のみならず社会的対処にも苦慮する場合もある。これまで、咬合感覚異常症患者、顎関節症患者ならびにブラキシストにおける咬合感覚の変化については臨床経験から示唆されていたが、歯根膜感覚閾値の再現性のある計測方法がないために、これまで正確な評価を行うことができなかった。
当該年度には、我々が開発した小型軽量かつ再現性を有するアクチュエータをさらに改良し、今後臨床検査として確立するために必要とされるデータを収集することを目的とした。
1) アクチュエータ作動レンジの拡大
アクチュエータのフォースレンジを拡大を行った。広い範囲の閾値検査に適合するよう,当初2種類のアクチュエータ作製を検討したが,構造の改良によって1つのアクチュエータによって,0~12gfの範囲をカバーするアクチュエータの開発に成功した。
2) アクチュエータ作動プログラミング
上記のアクチュエータの制御について、当初は手動による制御を行うことによって閾値解析を行っていたが,本研究においてコンピュータ制御用のプログラミングを完成させた。制御は、刺激強さ(g・f)、duration、sequenceについて行い、1) ランダムな強さによる刺激、2) 上昇法による刺激、3) 下降法による刺激について半自動計測を実施できるシステムを完成した。これにより、本閾値計測から測定者バイアスを取り除くことが可能となった。
3) 『定度』の評価
定度を評価するために、顎口腔機能に異常を認めない被験者について、歯根膜感覚の反復計測を行い,良好な定度がえられることが確認された。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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