2009 Fiscal Year Annual Research Report
80歳地域住民827名の10年間死亡追跡コホート調査
Project/Area Number |
21390560
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
高田 豊 Kyushu Dental College, 歯学部, 教授 (40163208)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安細 敏弘 九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (80244789)
邵 仁浩 九州歯科大学, 歯学部, 助教授 (10285463)
粟野 秀慈 九州歯科大学, 歯学部, 講師 (20301442)
園木 一男 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (50316155)
鳥巣 剛弘 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (30453228)
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Keywords | 高齢者 / 死亡率 / 口腔 / 歯 / 追跡調査 / 死因 / 地域住民 / 疫学 |
Research Abstract |
本研究は"口腔と全身状態の関連"を解明する事を目的とする「福岡8020研究」の一環である。地域住民80歳後期高齢者を対象として、80歳から4年間(84歳まで)の生命予後と口腔機能の関連について検討し多くの結論を得て国際学術雑誌に報告した。本申請研究はこれまで実施した80歳から84歳までの4年問追跡研究を92歳まで延長する。 本申請研究の対象者80歳福岡県住民健診受診者827名は、平成10年検診時に福岡県の北九州市戸畑区、宗像市、行橋市、豊前市、豊津町、築城町、苅田町、勝山町、新吉富村の1区・3市・4町・1村在住の大正6年生まれで当時80歳であった1282名中で歯科・全身健診に参加していただいた方々である。この827名は4年後の平成14年に全員の生死とその死因について調査が終わっている。平成15年には全員の生死の確認調査を実施(死亡208名)しているがその死因の調査を行っていない。そこで平成21年度は平成15年調査時に生存していた619名の生死の確認と、平成14年から15年の間に死亡して死因が特定できていない68名の死因確認を実施した。 平成22年3月23日の時点で、619名中272名の生存と240名の死亡を確認した(107名は調査中)。平成10年受診者827名を分母にして考え6と、現時点(92歳)の生存率32.9%、死亡率54.4%、不明12.9%であった。対象の1区・3市・4町・1村の中で、最も生存率が高かったのは豊津40.9%、低いのは新吉富25.0%であった。逆に死亡率が最も高かったのは築城の71.2%、低いのは勝山38.2%であった。しかし、これらの生存率と死亡率は追跡不明率との関連が強い。平成14年から15年の間に死亡して死因が特定できなかった68名中49名で死因が明らかとなった。 次年度の平成22年度調査ではこれらの生死不明者と死因不明者の数を可能な限り減らしていく。
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Research Products
(6 results)