2011 Fiscal Year Annual Research Report
研究成果を実践活用する方法の開発-看護学におけるトランスレーショナルリサーチ
Project/Area Number |
21390569
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
荒川 唱子 福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (30291561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 洋子 福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (60180444)
古橋 知子 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (30295761)
大川 貴子 福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (20254485)
加藤 郁子 福島県立医科大学, 看護学部, 助教 (00457805)
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Keywords | 看護学 / トランスレーショナルリサーチ |
Research Abstract |
本研究は研究成果を実践活用する方法とシステムを開発し、看護の質の向上に役立てる方策を検討することである。4つのプロジェクトが行った研究活動は次の通りである。 プロジェクトI<統合失調症患者の地域生活を目指したサポート>:総合病院の精神科急性期病棟において「統合失調症患者の再入院ケアプログラム」を1事例に展開した。病棟スタッフからは、プログラムの項目の多さに負担を感じる、内容が難しいなどの意見が出され、プログラムを臨床応用していくには、個々の看護師のスキルアップの必要性が示唆された。 プロジェクトII<がん患者のサポートグループ>:これまでの3年間、「活動を伝える」「関係部署の協力を得る」「継続する」を方針にサポートグループの病院定着に向けて取り組んできた。今年度もそれを5回開催し延べ33名が参加した。今後に向けて利用者からのニーズを把握するための方法を検討している。 プロジェクトIII<子どもを亡くした家族へのサポート>:平成24年2月末~3月末および10月に計11回にわけて行ったフォーカス・グループ・ディスカッションの内容を逐語録に起こし11月以降コーディング作業、結果を記述し研究メンバーで共有を図り帰納的に分析を行った。平成25年3月に会議を開催し分析を深めると共に、今後継続して行うこと及び研究成果の発表(平成25年9月)について検討を行った。 プロジェクトIV<ナースに対するリラクセーション技法の取り組み>:ナースがリラクセーション技法を対象者に指導するためには、まず自らが行ってセルフケアのために役立てる必要がある。今回、倫理審査を受けた後にリラクセーション技法を獲得するために5名のナースが取り組んだが、時間がない、規則的に行えないなどの理由で中止となった。今後の方策を検討している段階である。各プロジェクトが行った活動をもとに研究成果を定着させていくための方策を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)