2010 Fiscal Year Annual Research Report
うつ病者の自殺予防に関する治療的ナラティブアプローチの開発
Project/Area Number |
21390599
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
長谷川 雅美 金沢大学, 保健学系, 教授 (50293808)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小泉 順二 金沢大学, 附属病院, 教授 (20161846)
河村 一海 金沢大学, 保健学系, 准教授 (50251963)
長田 恭子 金沢大学, 保健学系, 助教 (60345634)
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Keywords | うつ病者 / ナラティブアプローチ / 自殺予防 / 治療的アプローチ |
Research Abstract |
本研究は、日本とオーストラリアで実施している在宅うつ病者のナラティプアプローチの治療的効果を検証し、自殺予防に繋げる有効で実践的なアプローチの開発を目指す。今年度はオーストラリア自殺予防研究所で実施しているナラティプアプローチの効果を検証するために対象者の同意を得て面接内容を録音し、その内容を分析した。 一方、研究代表者は日本で実施しているナラティプアプローチのデータと実施方法を検証し、その結果について、オーストラリアの研究協力者と研究打ち合わせを行い、双方の疑問点や改善点について検討を重ねるため、オーストラリアと日本で会議を行った。 また、フィンランドの看護師が自殺予防に大きく貢献していることから、昨年に引き続きフィンランドヴァンター市のうつ専門看護師の活動を調査した。ヴァンター市に網羅された支援活動について、現地の研究代表者と意見交換をした後、関連施設も見学し有意義に研修を終えた。 収集されたデータについては、次年度以降の分析と収集のための方策をオーストラリアの研究協力者と協議し、確定した。 なお、オーストラリアでは20例のデータ収集を約束した。(介入期間の長短にかかわらず、研究参加に同意を得たケース)
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