2009 Fiscal Year Annual Research Report
「中国」と向き合って:日韓台対中進出企業の現地化プロセスに関する比較社会学的研究
Project/Area Number |
21402006
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Section | 海外学術 |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
園田 茂人 The University of Tokyo, 大学院・情報学環, 教授 (10206683)
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Keywords | 日系企業 / 韓国系企業 / 台湾系企業 / 中国 / 現地化 / 比較研究 / 華中 / 華南 |
Research Abstract |
本研究は、従来の研究の限界を突破し、今まで申請者が作り上げてきた韓国、台湾、中国の研究者ネットワークをうまく利用することで、「中国」に向き合って現地化を図ってきた日系、韓国系、台湾系企業の比較分析を行うことを目的としている 4年プロジェクトの初年度にあたる本年度は、主に来年度の調査実施に向けての準備作業に充てられた。具体的には、日本、韓国、台湾のそれぞれの研究者がみずからの関心に基づいて文献サーベイを行ったのを踏まえ、2009年10月にキックオフ会を東京で開催。それぞれの文献サーベイをもとに、具体的な調査の切り口や調査対象企業について1日半かけて討論を行った。 その後、その結果を持ち帰って来年度の調査プランを練り直し、申請者が2010年2月にソウルと台北を訪問して、パートナーと調査計画について再び討論する機会を設けた。その結果、上海・蘇州の華中地域はそのまま調査をするものの、大連・瀋陽の東北部ではなく、広州周辺の華南を比較対象地域とすることにした。 また韓国からJang Younseog教授が加わるなど、各国の企業調査がスムーズに進むよう調査メンバーの調整も行った。韓国系企業、台湾系企業の最新版中国進出企業一覧も買い求め、調査の準備を進める一方、日本側が行ってきた調査データや執筆してきた論文を整理し、私家版の報告書を作成することで、今回の調査目的をより鮮明にできるよう工夫をした。2009年9月に韓国・成均館大学で発表した「日本企業にとっての中国ビジネス文化;その歴史的変化と継続性を中心に」と題するシンポジウム用論文は、今後韓国で出版される予定になっているが、これも次年度の調査を念頭に置いて執筆されたものである。
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Research Products
(5 results)