2010 Fiscal Year Annual Research Report
海外日本語学習者への運用力養成のためのシャドーイング研究-「できる」への実践-
Project/Area Number |
21402007
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
迫田 久美子 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (80284131)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松見 法男 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (40263652)
古本 裕美 広島大学, 大学院・教育学研究科, 助教 (80536326)
|
Keywords | シャドーイング / JFL / 運用能力 / 第二言語習得 / アウトプット |
Research Abstract |
平成22年度に関する計画は、海外の教育現場でのパイロット調査としての実践と成果発表であった。 (1)各教育機関での実施可能性の検討 海外6カ国・地域の各教育機関の担当者によるシャドーイングの実践を開始し、その可能性を検討した。それぞれの機関で、プロソディ分析や外来語の発音、効果検証などの目的を設定し、一定期間実施、その成果を台北市で開かれた国際会議で発表を行った。 (2)国際会議において成果発表 2010年7月31日~8月1日、国立政治大学(台北市)で開催された2010年度日本語教育国際研究大会においてパネルセッションおよびポスター発表を行った。 ・「外来語の発音矯正の観点」(タマサート大学)・「語彙力と文法力の観点」(アリゾナ大学) ・「速聴との比較の観点」(国立台中技術学院)・「難易度の観点」(オークランド大学) ・初級者にとってのシャドーイングの効果ユーバーゼー高校における授業の試み(オーストリア) (3)台中市の国立台中技術学院においてシンポジウムを開催 日本語の専門家を育成する台中技術学院で、台中市の日本語・英語の教員や院生を対象として、シャドーイングのシンポジウムを開催した。 (4)第二言語習得研究と関連づけたシャドーイングの論文を発表(依頼論文2件)
|
Research Products
(6 results)