2010 Fiscal Year Annual Research Report
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21402031
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
高橋 利枝 立教大学, 社会学部, 准教授 (10365562)
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Keywords | デジタル・ネイティブ / メディア / IT / 子供・若者 / 国際比較 / グローバル化 / オーディエンス・エンゲージメント / エスノグラフィー |
Research Abstract |
本研究は、デジタル化とグローバル化という社会的文脈において、10年後には世界を担う中心となるテジタル・ネイティブと呼ばれている現代の子供/若者とメディアの多様なエンゲージメント(関与)を明らかにし、英・米・日におけるエスノグラフィックな調査からグローバル社会におけるメディアの社会・文化的役割を考察するものである。 平成22年度は1年間の海外研究を利用して、イギリス、アメリカにおいてフィールドワークを行った。イギリスではオックスフォード大学教育学部に客員特別研究員(visiting research fellow)として招聰され、Chris Davies教授が率いるイーラーニンググループとともに、英国政府機関であるBectaプロジェクトの協力を得ながらイギリスの若者に関する調査を行った。また、アメリカでは、ハーバード大学法科大学院バークマンセンター(the Berkman Center for Internet&Society)に専任研究員(faculty fellow)として招聘され、John Palfrey教授の率いる「若者とメディア(Youth and Media)」プロジェクトチームに入り、アメリカの若者とメディアに関して現地調査を行った。 研究成果報告に関しては、5月に英国ケンブリッジ大学での招待講演、7月にはIAMCR(国際メディア・コミュニケーション学会)での学会発表、11月にはイェール大学法科大学院で開催された第1回Cyberscholar(ハーバード大学、イェール大学、MITで構成される合同セミナー)にて、ハーバード大学の代表として依頼され、昨年度日本で調査を行った「日本の若者と携帯電話、ソーシャル・メディア(Japanese Youths,Mobile Phones and Social Media)」に関する研究発表を行った。
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