2011 Fiscal Year Annual Research Report
教員のコンピテンシーリスト開発と成長モデルの構築に関する国際協同研究
Project/Area Number |
21402041
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Research Institution | Musashi University |
Principal Investigator |
武田 信子 武蔵大学, 人文学部, 教授 (00247123)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中田 正弘 帝京大学, 教職大学院, 准教授 (20527345)
矢野 博之 大妻女子大学, 家政学部, 准教授 (40365052)
西川 正 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 准教授 (20615158)
久保 健太 武蔵大学, 総合研究所, 研究員 (20599120)
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Keywords | 教師教育 / 教員養成 / 教員研修 / 教師教育者 / コンピテンシー / 成長モデル / ワークショップ / リフレクション |
Research Abstract |
本研究の成果は以下の3点にまとめられる (1)オランダやヨーロッパ教師教育学会RDC等の国際的な協力体制を背景に、学校教育、特に義務教育における教師に求められる資質のコンピテンシーモデルを開発した。 (2)教員のコンピテンシーの育成のため、ワークショップのプログラムを開発して、新しい教師教育のスタイルを構想した。 (3)開発されたプログラムを複数の現場で実施し、啓発・浸透を図った。 (4)研究成果のHPを作成したほか、教師教育研修用ワークブックを作成した。 <平成23年度の具体的研究内容> 1.教員研修ワークショップの実施:高萩市の校内研修、三鷹市のコミュニティスクール委員会、東京都教育委員会教員研修において、オランダ、カナダ等のワークショップ手法を援用した研修とそれに関するアンケートを実施し、成果を論文にまとめた。 2.コンピテンシーモデルの検討:コンピテンシーモデルを現場教員等のヒアリングを経てバージョンアップし、上記のワークショップと合わせて、リフレクション・ワークブックを作成した。 3.ユトレヒトにおいて教師教育者研修を実施:コルトハーヘン氏の教師教育ワークショップを開催し、日本から9名が参加。成果報告会も実施した。現地で複数の教師教育者にヒアリングも実施。 4.国内2学会でラウンドテーブルを主催するなど、教師教育学の現状に関する包括的検討を行った。 5.熊本県、山形県、福井県等において、各都道府県教育委員会が求める教員の資質について情報収集のためのヒアリングを実施した。 6.教師教育学研究会のHPを作成し3年間の研究成果を掲載、それに基づく最終報告会を開催した。
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Research Products
(10 results)