2011 Fiscal Year Annual Research Report
欧州高等教育改革が及ぼす欧州域内外の高等教育プログラムへの影響に関する研究
Project/Area Number |
21402042
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
堀田 泰司 広島大学, 国際センター, 准教授 (40304456)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
二宮 皓 放送大学, 副学長 (70000031)
上別府 隆男 東京女学館大学, 国際関係学部, 教授 (50350707)
秋庭 裕子 一橋大学, 商学研究科, 講師 (10313826)
|
Keywords | 教育学 / 教育政策研究 / ヨーロッパ研究 / 大学の国際化 |
Research Abstract |
今年度は、研究者チーム全体でその研究成果を国内外の学会並びに論文等で発表した。以下に23年度の具体的な活動を記載する。 [全員]5月に(全米)比較・国際教育学会(CIES)にてボローニャ・プロセスの欧州、北米、アジアへの影響について、研究チーム全員がそれぞれの担当地域並びにテーマについて発表し、6月には日本比較教育学会にて同様のテーマで堀田、上別府、秋庭の3名が発表できたのは、本研究成果の公表に十分な効果をもたらした。また、出版物としては、今年度は論文を3本執筆し、24年度以降も本テーマに関する著書の出版を計画しているので、本研究の成果は、今後もより広く公開されていくであろう。 [堀田]23年度は、欧州の現地調査は行わず、上記2つの国内外での発表のとりまとめを行い、論文としては、欧州における高等教育の発展について2本の招待論文を発表することができた。 [秋庭]23年度のマレーシアにおける現地調査の後、関係者とメール等でフォローアップを行い、24年3月マレーシアの会議に参加して、情報収集をおこなった。学生交流のハブとなり域内交流を目指すには、高等教育の質保証が急務とされているが、高等教育改革が短期間に押し進められているため、大学関係者の間には大きな負担とミスコミュニケーションが生じていることが明らかになった。 [上別府]24年2月AIEA(ワシントンDC)に出席し、ケンタッキー州におけるTuningプロジェクトの担当者へのインタビュー、及びルミナ教育財団・高等教育政策研究所訪問調査を行い、米国におけるボローニャ・プロセスのインパクトの1つであるTuning USAの実施状況について情報収集を行った。当初の3州が拡大し、現在は10州で行われており、米国内の高等教育のニーズ(特に大学修了率の増加)と連動していることが明らかになった。
|
Research Products
(11 results)