2011 Fiscal Year Annual Research Report
バングラデシュ北東部メガラヤ山脈南縁豪雨地帯における高層気象観測
Project/Area Number |
21403005
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
寺尾 徹 香川大学, 教育学部, 准教授 (30303910)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村田 文絵 高知大学, 自然科学系, 助教 (60399326)
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Keywords | バングラデシュ / 降水メカニズム / 高層気象観測 / 降水同位体解析 / プレモンスーン / モンスーン |
Research Abstract |
[1]高層気象観測 H23年度のモンスーン期・プレモンスーン期の気象局による高層気象観測データを取得するため、プレモンスーン期・モンスーン期にバングラデシュへ研究者を派遣した。その際、H22年度の繰り越し課題としての高層気象観測にも参加するなど、より多くの高層気象観測データの取得に努めた。 この渡航を利用して、高知大学の学内プロジェクトと共同して4月~8月にかけてDhakaとSylhetにおいてGPS可降水量の連続観測を行い、繰り越し課題として行われた高層気象観測結果等と比較した。日変化やより長いスケールの変動について、またそのDhaka,Sylhetの比較解析を行った。 [2]コレーダー観測データの取得:渡航時にレーダー観測データを取得し、解析を開始した。 [3]降水同位体観測:サンプルを回収し、データ解析を行った。 [4]高層気象観測と数値モデル計算結果を核にしたデータ解析:数値モデル計算結果を用いた解析を進めるため、観測データの解析を開始した。 [5]レーダーデータを用いた解析:夕方から夜、朝方にかけてのSylhet付近における降水システムの動きと下層の風の関係について、地上データ等を利用したデータ解析を開始した。レーダーデータと雨量計のデータとを比較し、レーダーデータの品質について調査を始めた。 [6]自動気象観測装置と雨量計の整備・データ取得:我々の気象グループで維持管理している気象観測装置と雨量計のメンテナンスとデータ回収を行った。データを整理し、共同研究者間でウェブページを通じたデータ共有を行った。SAARC STORM2011プロジェクトとのデータ共有を進めた。 [7]国内外の学会発表と、学術誌への研究成果の発表を行った。
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[Journal Article] Characteristic intraseasonal variability of rainfall and its effect on interannual variability over Bangladesh during boreal summer2011
Author(s)
H.Fujinami, D.Hatsuzuka, T.Yasunari, T.Hayashi, T.Terao, F.Murata, M.Kiguchi, Y.Yamane, J.Matsumoto, Md.N.Islam, A.Habib
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Journal Title
Int.J.Climatol.
Volume: 88
Pages: 1192-1204
DOI
Peer Reviewed
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[Presentation] Rainfall in the Northeastern Indian Subcontinent2012
Author(s)
Hayashi, T., Terao, T., Murata, F., Kiguchi, M., Yamane, Y.
Organizer
IITM Golden Jubilee International Conference on Opportunities and Challenges in Monsoon Prediction and Changing Climate (OCHAMP)
Place of Presentation
Pune, India
Year and Date
20120221-20120225
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