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2009 Fiscal Year Annual Research Report

アジア・オセアニア地域褐炭の高効率改質技術開発のための調査研究

Research Project

Project/Area Number 21404015
Section海外学術
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

三浦 孝一  Kyoto University, 工学研究科, 教授 (40111942)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 河瀬 元明  京都大学, 工学研究科, 准教授 (60231271)
中川 浩行  京都大学, 環境保全センター, 准教授 (40263115)
蘆田 隆一  京都大学, 工学研究科, 助教 (80402965)
長谷川 功  京都大学, 地球環学堂, 助教 (20346092)
Keywords褐炭 / 改質 / 炭鉱 / 採掘 / 前処理 / 環境対策 / 脱硫 / 自然発火
Research Abstract

本研究は、東南アジア地域や、オセアニア地域の褐炭産炭地における採掘、前処理、環境対策等の現況を調査することを目的している。本年度は、研究代表者、分担者に加え、他大学研究連携者、企業研究者らが、約1週間タイに滞在し、タイ最大の褐炭炭鉱、Mae Moh炭鉱において、調査を実施するとともに、海外研究協力者が複数所属するタイの大学院大学JGSEEにおいて、ミニシンポジウムを開催し、褐炭研究に関する情報交換、研究討議を行った。同炭鉱は東南アジア最大の露天掘り炭鉱であるが非常に炭層が深いのが特徴であり、剥土した大量の表層土を貯めておく集積場が設けられていた。採掘では、ダイナマイトの施工後、ショベルを使って77tの大型ダンプに積み込み、石炭破砕機に運びこまれていた。石炭破砕機はダンプでの運搬時間を短くするために採炭場所の近くに移動型のものが設置されており、粉砕後にはベルトコンベアーでストックヤードに運ばれていた。産出する褐炭は、鉱物質や硫黄分を非常に多く含んでいるが、特に選炭設備などは設けられでいなかった。採掘された場所で性状が大きく異なるので、ブレンディングで品質を一定にしていた。それでも発電工程における灰のトラブルは大きな問題となっている。燃焼後に生成する多量のSO2に対しては、排煙脱硫装置(FGD)を設けて、環境への排出を避ける努力がなされていた。この調査の他の活動として、タイJGSEEの研究協力者1名を約2週間の日程で研究代表者の大学に招聘し、タイの褐炭を用いた前処理やガス化実験を共同で実施し、それらの方法の課題について議論を重ねた。また、研究代表者が、米国等で開催された石炭に関する国際会議に参加し、石炭に関する最新の技術を調査した。さらに、褐炭利用における大きな問題のひとつである自然発火に関して、オーストラリアのMonash大学において同大学のグループと共同実験を行った。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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