2012 Fiscal Year Annual Research Report
中央アジアにおける文化人類学的観点から見たヒト常在菌の遺伝子型調査
Project/Area Number |
21405002
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
田中 玲子 千葉大学, 真菌医学研究センター, 助教 (60143319)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢口 貴志 千葉大学, 真菌医学研究センター, 准教授 (60361440)
神戸 俊夫 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50093018)
松澤 哲宏 千葉大学, 真菌医学研究センター, 技術職員 (40598702)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 民族 / カンジダ・アルビカンス / 新疆ウイグル自治区 / カシュガル / 常在菌 |
Research Abstract |
昨年度に引き続き,新疆ウイグル自治区内,西方地域であるカシュガルにてサンプルを採集した.これまでと同様に現地協力者(新疆医科大学恵教授,同アブリズ教授)の同行のもと,健康なウイグル人を中心にサンプル採取を行った.集めたサンプルは新疆医科大学の実験室にてカンジダ・アルビカンスを分離し,千葉大学へ持ち帰った.千葉大学にて,クロモアガーにて輸送中のコンタミの有無の確認も兼ねて再分離を行い,同定を確定した.遺伝子解析用に菌体を加熱処理後,半量を名古屋大学へ送り,千葉大学,名古屋大学にてそれぞれ各担当分の遺伝子解析を行った. 期間末に結果の検討会を予定していたが,新疆医科大学のアブリズ教授の渡航手続きが間に合わず,次年度へ繰り越した.翌年度末の2月に研究報告会を千葉大学にて行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね計画通りだが,新疆医科大学アブリズ教授を招いての研究打ち合わせを期末時に予定していたが,アブリズ教授の渡航VISAが期日までに取得できなかった為に会合を次年度へ繰り越し実施した.それ以外は予定通りの進捗状況であった.
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Strategy for Future Research Activity |
新疆ウイグル自治区内でのサンプル採集はほぼ目的を達成したので,シルクロードつながりで関連のあるトルコでのサンプル採集を予定している.
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Research Products
(1 results)