2009 Fiscal Year Annual Research Report
国際農産物市場の転換と多国籍アグリビジネスの経営展開に関する実証研究
Project/Area Number |
21405030
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
松原 豊彦 Ritsumeikan University, 経済学部, 教授 (50165859)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大江 徹男 明治大学, 農学部, 准教授 (60409498)
千葉 典 神戸市外国語大学, 准教授 (80346692)
佐野 聖香 東洋大学, 経済学部, 専任講師 (40469094)
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Keywords | 国際農産物市場 / アグリビジネス / 多国籍企業 / 穀物 / バイオエタノール |
Research Abstract |
平成21年度の課題は、国際農産物市場の転換と穀物価格高騰が、主要輸出国の農業生産・農業経営に及ぼした影響を検討することであった。そのさい、(1)国際農産物市場の動向と最近の穀物需給、(2)米国の穀物生産・飼料供給能力と農業経営、(3)カナダの穀物生産と飼料供給能力、(4)ブラジルの大豆生産および畜産業の動向、(5)米国・ブラジルにおけるエタノール生産と農業への影響、に分けて研究を進めることとした。 研究会を2回行い、第1回(7月25日)では海外調査についての打ち合わせを行い、第2回(11月1日)で調査結果の報告を検討した。代表者および分担者による海外調査の概要は以下のとおりである。 (1)松原・・8月16日から8月28日まで、カナダ・マニトバ州で穀物・油糧種子の生産・需給動向の調査、および連邦農業食料省などで次世代農業政策に関する調査と資料収集 (2)千葉・・7月28日から8月4日まで、米国で北米農村社会学会研究大会に参加するとともに、ウィスコンシン州マディソン市近郊農村の調査 (3)佐野・・8月23日から8月30日まで、ブラジル・マットグロッソドスル州にて大豆農家・販売業者・農業協同組合の調査と資料収集 以上の調査について第2回研究会で検討し、その成果の一部を発表した(研究成果の項を参照)。2010年度は国際農産物市場の激変のもとでの多国籍アグリビジネスの経営動向を中心に調査を実施する計画である。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article]2010
Author(s)
関下稔・中川涼司編
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Journal Title
知識資本の国際政治経済学(うち千葉典担当箇所第4章「農産物特許とそのガバナンス」)(同友館)
Pages: 123-146
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