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2011 Fiscal Year Annual Research Report

口腔がん多発地域における発がん予知と予防のためのバイオマーカー開発および研究

Research Project

Project/Area Number 21406030
Research InstitutionHealth Sciences University of Hokkaido

Principal Investigator

千葉 逸朗  北海道医療大学, 歯学部, 教授 (50250460)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安彦 善裕  北海道医療大学, 歯学部, 教授 (90260819)
Keywords口腔がん / バイオマーカー / アジア / 予防
Research Abstract

平成23年度は8月、2月と2度にわたり、現地調査を行った。紅茶園における調査は、現地での協力体制の整備、担当者との面談、住民リストの入手、状況把握のための口腔内診査、安定したデータ取得のための予備的菲観血的検体採取などを行った。昨年度の洪水被害に加え、今年度は現地労働者によるストライキなどがあり、調査は若干遅延が認められる。採取した検体については本学で研究に供与し、バイオマーカーの検索にあてている。バイオマーカーは、p53、p16、CYP4502A6などを候補として検索を行っている。また、以前行った病院ベースでのbetel quid誘発口腔癌の化学予防のデータによると、クルクミンを用いた予防効果は明らかであり、今後、今回の調査対象としている紅茶園において化学予防の前後での組織の遺伝子変異、メチル化の程度などを検索し、正常組織が前ボん病変に変化し、あるいはがん化する過程でのマーカーとすべきターゲットを明らかにする予定である。ただ、同じ前がん病変でも白板症と粘膜下線維症では病態が異なり、また、化学予防に対する反応も異なり、解析を困難にしている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

昨年度の洪水被害に加え、今年度は現地労働者によるストライキなどがあり、調査は若干遅延が認められる。

Strategy for Future Research Activity

海外での調査であるため、不測の事態が発生することがあり、研究計画通りに進まないことが多い。また、研究の性格上、データの取得に時間を要するため、学会発表や論文作成に時間を要する。研究の途上であっても、一部のデータを公表することを心掛けたい。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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