2011 Fiscal Year Annual Research Report
実世界ハンドジェスチャインタラクションソフトウェア開発基盤
Project/Area Number |
21500027
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
高橋 伸 筑波大学, システム情報系, 准教授 (00272691)
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Keywords | ハンドジェスチャ / キネクトセンサー |
Research Abstract |
本年度は家庭やオフィスなど実世界環境におけるハンドジェスチャを核としたヒューマンインタフェース構築を支援するソフトウェア開発環境の実装を行った。この開発環境の対象は、利用者がデバイス等を何も装着せずに身体のジェスチャ動作によって実世界に関する情報をユビキタスコンピューティング環境へ入力するインタフェースである。具体的には、主に開発フレームワークの実装を行った。開発フレームワークは、デバイス抽象部、アルゴリズム部、バーチャルデバイス部、チャネル部、イベント処理部などからなるメタフレームワークの各部を、例えばカメラ画像処理に基づくハンドジェスチャ認識を用いたアプリケーション実装に合わせて実装するというように用いる。また、新しくマイクロソフト社から登場したキネクトセンサーを活用して、室内におけるユーザの位置トラッキング、トラッキングユーザのジェスチャ認識を行なうシステムを開発した。上記開発フレームワークと合わせて使うことで,より幅広いアプリケーションに対応することができる。アプリケーションとしては、認識だけでなく天井に設置したプロジェクタからユーザの手のひらなどに表示を行なうパームディスプレイシステムを実装し、その応用としてアプリケーションプロトタイプを実装した。また、キネクトセンサーの応用による顔向きとハンドジェスチャを融合してポインティングを行なうシステムや、磁気センサを用いた携帯端末向けジェスインタラクションシステムを実装して、より多様な環境におけるインタラクション設計への応用について検討考察した。
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Research Products
(2 results)