2009 Fiscal Year Annual Research Report
対不正攻撃セキュリティ機能を有する付加プロセッサに関する研究
Project/Area Number |
21500053
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
平田 博章 Kyoto Institute of Technology, 工芸科学研究科, 准教授 (90273549)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴山 潔 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (70127091)
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Keywords | 計算機システム / システムオンチップ / インターネット高度化 / セキュア・ネットワーク |
Research Abstract |
バッファオーバフローによるスタックスマッシュ攻撃を正確に検出するためのプロセッサアーキテクチャの検討を行なった。 ます、命令レベルにおいて、関数呼び出しと関数からの戻りを正確に検出し、それらをモニタリングすることで関数呼び出しの論理的な関係を把握する方式を提案した。C言語のlongimp関数やC++における例外処理(try~throw~catch)に対しても正確に関数呼び出し状況を把握するため、専用のマシン命令を設ける。これにより、誤検出を完全に防ぐことができるので、実際の使用において十分な適用性を有する。また、ピープ領域でバッファオーバフローを発生させて攻撃を行なう場合に備えて、変数領域のメモリへの割り当てのランダム化とその管理方式の検討を行なった。 システムアーキテクチャ設計のための予備評価として、一般の応用プログラムを対象に、バッファオーバフローによって問題となり得る分岐命令から最初にシステムコールを行うまでの時間的猶予(具体的には動的な命令数)について、シミュレーションによる評価・調査を行った。
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