2009 Fiscal Year Annual Research Report
無線センサーネットワークによる省電力化形状追跡手法の研究
Project/Area Number |
21500076
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
藤田 聡 Hiroshima University, 大学院・工学研究科, 教授 (40228995)
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Keywords | センサーネットワーク / 形状検知 / 分散システム / アドホックネットワーク |
Research Abstract |
本研究の目的は、無線センサーネットワーク(WSN)のための新しい省電力化手法を開発することである。本研究では特に、検知されたイベント領域の形状理解がWSNにおける非常に重要な検討課題のひとつであるとの認識に立ち、形状検出処理に特化した、WSNのための新しい省電力化管理手法について研究を行っている。 本年度の具体的な成果は以下の通りである: 1. 我々が机上で提案したイベント形状検知手法を無線センサーデバイス上に実装し、動作速度や通信コスト、把握された被検知領域形状の正確さなどを評価した。実装にはSunMicrosystems社のSunSPOTを用い、開発にはNetbeallsをIDEとするJava言語を用いた。 2. 提案アルゴリズムを、位置が動的に変化するイベント領域の追跡ができるように拡張した。アルゴリズムの性能はシミュレーションにより評価し、その結果は、ICA3PP 2009, SensorFusion 2009の二つの国際会議で発表した。 3. センサーデバイスが検知した情報を外部からリアルタイムに観測するためのプラットフォームとして、ピア・ツー・ピアシステムとの融合アーキテクチャを提案し、そのプロトタイプシステムを作成した。
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Research Products
(12 results)