2011 Fiscal Year Annual Research Report
ロボット統合によるスマート空間内のスペースログ技術とサービスの研究
Project/Area Number |
21500081
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
JIANHUA Ma 法政大学, 情報科学部, 教授 (70295426)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HUANG Runhe 法政大学, 情報科学部, 教授 (00254102)
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Keywords | スマートスペース / ネットワーク / コンテンツ・アーカイブ / センサ情報システム / ユビキタスサービス |
Research Abstract |
研究実績の概要(~平成24年3月31日) 本年度の主な研究活動はログデータ処理で起こり得る問題を発見し、スペースログ技術とシステムをさらに改善し、今後スペースログ技術のテストに用いられるラボログとホームログのプロトタイプに基づいたアプリケーションを作ることである。 (1)スペースログのデータの扱いにおいて柔軟性と拡張性を獲得するため、ヘッダーが統合されたXMLベースの形式をログの記録に用いる。ヘッダーは機器の種類やID、位置、センサーの値や検出した時間などの属性のインデックスのまとまりで構成され、ヘッダー情報は必要に応じて拡張が出来る。 (2)ラボログシステムのプロトタイプとその関連アプリケーションを作成した。プロトタイプはシステムの管理者、登録される学生、利用する教授の3タイプのユーザーをサポートし、ラボに人が来ると、教授はPCか携帯電話を使って離れた場所からシステムにアクセスし、現在のラボの在室状況や一定期間の学生の在室状況を把握することが出来る。 (3)開発したスマートホームシステムは家庭の状況を認識し、自動的にエネルギーの節約を行なったり、個人の活動データを分析してアドバイスや提案を行なう。システムは人の活動や関連するスペースログを記録し、エネルギーの節約と排出されるCO2の削減となるような生活習慣と日課を無意識の内にユザーに習慣づけさせる。 (4)最後に、プロトタイプと関連するアプリケーションを含むシステムは必要なセンサー、各種機器の連携、スペースログのデータ構造、データベースのアーキテクチャ、スペースログの用途、システムのスケーラビリティ、異なるユーザーの要件によって評価される。
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