2010 Fiscal Year Annual Research Report
多元移動体無線通信網におけるアクセス方式とトラヒックの解析と最適化に関する研究
Project/Area Number |
21500086
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Research Institution | Konan University |
Principal Investigator |
岳 五一 甲南大学, 知能情報学部, 教授 (50234175)
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Keywords | 移動体無線通信網 / 多元アクセス方式 / トラヒックの解析 / システムの最適化 / マルチホップ / 最滴な姿源配分と制御 / ルーティング制御方式 / モビリティ |
Research Abstract |
2010年度においては、本研究では、2009年度の研究成果を踏まえ、多元移動体無線通信網におけるアクセス方式とトラヒックの解析と最適化に関する研究課題を引き続き研究を行ってきており、研究成果を多数得ている。 この1年間は、特に解析上で困難視にされている端末のモビリティ、マルチホップ、ランダムアクセス、多元トラヒックの特質を考慮して、センサーネットワーク、多元移動通信ネットワーク、マルチホップリレーネットワーク、無線インターネット、モバイルアドホックネットワークにおけるトラヒック工学設計と性能評価、最適な資源配分と制御、有限の資源である電波の有効利用に関して、新しいルーティング制御方式の提案、待ち行列理論や性能最適化手法及びコンピュータシミュレーション技法などを応用した、これらのネットワークシステムの性能解析や性能評価に適用できる新しい定量的な解析法の開発、最適化技法の提案を中心に研究行ってきた。 一方、ネットワーク負荷の軽減、省エネルギー、ネットワークのライフなどをキーワードにした負荷分散に適したネットワークルーティング方式、最大ライフを持つルーティング方式やネットワーク全体のスループットの低下を抑える伝送方式の提案も積極的に行っており、さらに数値的な比較及び検証によりこれらの提案の有効性を判明した。 これらの研究成果を、トップクラスの国際学術論文誌、査読付きの国際会議論文集、大学紀要などに計20件の関連技術論文を発表しており、5件の学会発表を行った。また研究室のホームページにおける研究成果リストにて随時公表している。
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