2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21500100
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
原田 利宣 和歌山大学, システム工学部, 教授 (80294304)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 曲線・曲面 / 造形支援システム / ヴァーチャルリアリティ / デジタルアーカイブ / 拡張現実感 / 視覚言語 / データマイニング / 感性工学 |
Research Abstract |
平成24年度は以下の3つの研究を実施した. 1.造形支援システムの発展を考え,拡張現実感を導入し,対数美的曲面の評価にも着手した.拡張現実感により現実空間(環境)における光源環境を再現し,その中で対数美的曲面をシミュレーションするシステムを開発した.具体的には,精密な拡散反射色で曲面の映り込みを再現するため,金属半球に反射した光源環境を球面調和解析した結果を用いてレンダリングを行った.また様々な環境下(晴天,曇天,夕日など)における曲面の印象の違いに関する評価実験を行い,環境が曲面の印象に与える影響を明確にした. 2.次に,8個の制御パラメータ値(各2種)の組み合わせからなる計256種から創成された対数美的曲面とその曲面上の映り込み形状の関係性,また視点位置と映り込み形状の関係性について分析を行った.その結果,不具合映り込み形状となると制御パラメータ値の組み合わせが明らかになった.また,ガイド線のα,βと,γc,γtの制御パラメータ値を適切に設定することで,不具合映り込み形状にならないことが明らかになった.さらに分析より得られた結果から,デザイナが意図する映り込み形状となるような曲面を創成する制御パラメータ値を最適化する支援システムを開発した. 3.さらに,形成外科手術で外鼻の形状が修正される際の,その形状の完成度向上に対する支援を目的として,日本人の外鼻形状の輪郭曲線を分析し,分類した.具体的な方法は,まず日本人84 人(18 ~ 24 歳)の外鼻形状を撮影し,画像処理により輪郭曲線を抽出した.次に,外鼻形状の曲線について曲率プロファイルを用いて分析した.その結果を用いて, 外鼻形状の輪郭曲線を5タイプに分類した.また,その分類を用いて,テンプレートとそのテンプレート作成支援システムの開発を行い,実際の形成外科手術においてその有用性の検証を行った.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)